福岡から乗り継ぎなしでマレーシアへ。JALとマレーシア航空のコードシェア便で、クアラルンプールまで往復してきました。
直行便ができたのはうれしいのですが、実際に乗ってみて驚いたのは、機内のコンパクトさ。「この座席で約6時間か……」というのが、正直な第一印象でした。
一方、クアラルンプール国際空港は広々として近代的。私が利用したときは入国もスムーズで、空港では気持ちよく過ごせました。
今回は、エコノミー席の座り心地やトイレの混雑、帰りの深夜便、到着後に少し戸惑ったGrabの乗り場まで、実際の体験をまとめます。
福岡から直行!JALとのコードシェア便でクアラルンプールへ
マレーシア航空の福岡就航は、2026年9月に20年ぶりに再開しました。なお、福岡〜クアラルンプールという路線自体の旅客便再開は、2020年以来6年ぶりです。
今回乗ったのは、JALとマレーシア航空のコードシェア便。同じ飛行機に両社の便名が付いていて、実際の運航はマレーシア航空が担当します。
JALの便名でも、機材や機内設備はマレーシア航空のもの。予約するときは「運航会社」も見ておくとよさそうです。

福岡空港のマレーシア航空チェックインカウンター。ここからクアラルンプールへ直行です。
飛行時間は約6〜7時間
| 区間 | 便名 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| 福岡→クアラルンプール | MH57/JL7099 | 約6時間45分 |
| クアラルンプール→福岡 | MH56/JL7098 | 約6時間20分 |
マレーシアと日本の時差は1時間。マレーシアのほうが1時間遅れています。
たとえば、福岡09:55発・クアラルンプール15:40着なら6時間45分。復路がクアラルンプール23:45発・福岡翌朝07:05着なら6時間20分です。
※時刻はすべて現地時間で、上記は所要時間の計算例です。運航時期により時刻は変わるため、予約便の最新情報を確認してください。
運航開始時は週5往復でしたが、マレーシア航空からは、2026年12月1日から毎日運航に増便する予定も発表されています。
福岡から出発できる私にとって、乗り継ぎなしで行ける旅先が増えたのはうれしい変化です。

エコノミーの座席は、約6時間には少し窮屈
使用機材はボーイング737-8(737 MAX 8)。通路が1本の機体で、エコノミーは3席・3席の並びです。
国際線ということで、もう少し大きな飛行機を想像していた私は、機内に入って少し驚きました。
公式の座席仕様は、次のとおりです。
| 項目 | エコノミークラス |
|---|---|
| 座席数 | 162席 |
| 配列 | 3席・3席 |
| シートピッチ(座席の前後間隔) | 30インチ/約76cm |
| 座席幅 | 17.5インチ/約44cm |
| 端末ホルダー | あり |
| USB充電 | Type-A・Type-C |
※マレーシア航空公式の737-8機材案内より。シートピッチは足元の空間そのものの長さではありません。機材は変更される場合があります。
「LCCより狭いかも?」と思ったほど
実際に座ってみると、私にはかなり窮屈に感じられました。
「LCCより狭いのでは?」と思ったほどですが、これはあくまで私の体感です。航空会社や機材によって仕様が違うので、一概には比べられません。
シートも硬め。「6時間ちょっとなら大丈夫かな」と思っていましたが、実際には結構長く感じました。
乗り継ぎがない便利さは大きいものの、機内でゆったり過ごすことを重視する方は、座席表や機材を確認してから選ぶとよさそうです。
個人モニターはなし。スマホを置けるホルダー付き
私が乗った機体には、座席ごとの個人モニターはありませんでした。その代わり、前の座席にスマートフォンなどを置けるホルダーが付いています。

個人モニターのない座席まわり。前の座席には端末ホルダーが付いていました。
動画を楽しみたい方は、自分の端末とイヤホンを準備しておくと便利です。
見たい映画などを事前にダウンロードしておけば、機内でも過ごしやすそうですね。
トイレはいつも長い列。ビジネスクラスとの差はここにも
座席に加えて気になったのが、トイレの混雑です。
私が乗った便では、エコノミーの乗客が使えるのは後方の2か所。トイレにはいつも長い列ができていました。
一方、ビジネスクラスは12席で前方のトイレを利用できるので、この点でも快適さはかなり違いそうです。
ビジネスクラスも、見た印象ではコンパクトな空間。「これがビジネスなのか」と思ったのですが、座席だけでなく、トイレの待ち時間にも差があります。
ただ、窮屈な座席にずっと座っていると、トイレ待ちも立って過ごせるひとときに。「しばらく立っていられるから、これも悪くないかも」と思いながら並んでいました。
アップグレードを尋ねてみましたが、満席でした
今回はエコノミーでしたが、ビジネスクラスへアップグレードできるか聞いてみたところ、「本日は満席です」との回答でした。
エコノミーも行き・帰りともに空席があまり見当たらず、かなり埋まっている印象です。
お隣の方はインドネシアから来たと話してくださり、機内ではさまざまな言語が聞こえてきました。私が乗った便を見る限り、運航再開から間もなくても、多くの方が利用しているように感じました。
私の感覚では、日本人は3割ほど あとはアジア圏の人が多い印象です。
帰りは深夜便。機内ではできるだけ眠りたい
クアラルンプール発の帰りの便は、23時台に出発して福岡に翌朝到着するスケジュールです。
現地で夜まで過ごせるのは便利ですが、機内ではできれば眠りたいところ。深夜に機内食を食べるより、その分休みたいなと思いました。
「この座席で眠れるかな」と思いつつも、途中でうとうと。
とはいえ、約6時間の便でも、離陸から着陸までずっと眠れるわけではありません。
睡眠を優先したい方は、アイマスクや耳栓、首を支える枕などがあるとよさそうです。
食事を搭乗前に済ませ、機内食を取らずに休みたい場合は乗務員に相談しておくと、落ち着いて過ごせそうですね。
クアラルンプール空港は、広々として近代的
機内のコンパクトさとは対照的に、クアラルンプール国際空港は広々。思っていた以上に近代的で驚きました。
高い天井に、大きく曲線を描く木目調のデザイン。空間にゆとりがあり、歩いていても開放感があります。

高い天井と大きなガラス面が印象的なクアラルンプール国際空港。

空港内の移動エリア。私が通ったときは人も少なく、落ち着いた雰囲気でした。
私が利用したときは、入国も待ち時間ほぼなし
入国は自動ゲートでパスポートを読み取らせて進むことができ、長い列に並ぶこともありませんでした。
福岡空港での出国も、今回は大きな待ち時間がなく、往復ともに手続きのストレスはほとんどなし。
混雑は時間帯や日によって変わると思いますが、私が利用したときは、両空港ともスムーズでした。
渡航前にはMDACの登録を
渡航前に確認しておきたいのが、デジタル入国カード「MDAC(Malaysia Digital Arrival Card)」です。
在マレーシア日本国大使館の案内によると、登録は入国の3日前から可能で、公式サイトでの登録は無料です。
私にも、渡航前に入国カードの入力を案内するメールが届いていました。パスポート情報や滞在先を用意して、出発準備と一緒に済ませておくと安心です。
なお、登録すれば必ず自動ゲートを利用できるという意味ではないため、利用条件や当日の案内を確認してください。
空港からGrabで移動。乗り場の階にご注意
空港からの移動にはGrabを使いました。
到着後、空港内を移動すると、外に出られて車が出入りしている場所がありました。そこが乗り場だと思って配車したところ、運転手さんから「1階へ移動してください」と電話が。
乗り場まで来たつもりでも、Grabの指定場所は別だったのですね。
車が出入りする場所と、Grabの乗り場は別でした
KLIAターミナル1の到着ロビーは3階(Level 3)です。
Grab公式案内に掲載されているターミナル1の乗車地点は、次のとおりです。
| 種類 | 乗車地点 |
|---|---|
| 通常の乗車地点 | Level 1/Door 1・3・4 |
| EVの乗車地点 | Level 3/Door 4 |
「Grabなら必ず1階」と覚えるより、アプリに表示されるターミナル・階数・ドア番号を確認するのが確実です。
私のように、車が出入りしているからここだろうと思わず、指定場所まで確認しておくとスムーズに合流できそうです。
車内では、少し落ち着かない場面も
今回の運転手さんは、運転中に複数の画面を見ていて、地図のほかにSNSや株価の画面らしきものも開いていました。
交通量も多く、ロータリーもあるので、「前を見ていて大丈夫かな……」と少し気になってしまいました。
これは今回乗った車での体験ですが、空港からの移動では、そんな驚きもありました。
直行便は便利。次は機内の過ごし方を工夫したい
福岡から乗り継ぎなしでクアラルンプールへ行ける便利さは、やはり大きいと感じました。
一方で、エコノミー席の窮屈さやトイレの混雑など、約6時間を過ごして初めてわかったこともあります。特に帰りの深夜便は、眠るための準備をしておきたいところです。
空港では広々とした空間とスムーズな入国が印象に残りました。Grabも、次は乗り場をしっかり確認すれば、もっと落ち着いて移動できそうです。
次に乗るなら、機内で過ごす準備をもう少し整えて。福岡から直接行けるようになったマレーシアが、以前より身近な旅先になりました。

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